大正製薬 AdryS(アドライズ)の効果を調べてみました!
AdryS(アドライズ)は、大手製薬メーカーの大正製薬が提供している、保湿と美白を同時に叶えてくれるコスメ。薬用保湿成分として「ヘパリン類似物質」を、薬用美白成分としては「プラセンタエキス」を配合しているのが特徴です。
最近でこそ「ヘパリン類似物質」という言葉を耳にする機会も増えてきましたが、そもそもは乾燥や肌荒れ等の治療の為に、皮膚科で良く処方されるヒルドイドの一般名称の事。
そんなヘパリン類似物質配合化粧品の先駆けとも言えるのが、大正製薬のAdryS(アドライズ)と、言うワケです。
AdrySの実際の使い心地は?
トライアルセットの中身は、ローションとクリームのみ。敏感肌はスキンケアによる摩擦すら刺激になってしまうので、最低限の2ステップのみで肌に負担を与えないようになっています。
アクティブローション
保湿ケアを謳っているラインにしては、かなりサラサラとした水に近いローション。
いっぺんに沢山出すと手からこぼれるので、少しずつ出して塗布していきます。
サラッとしているから肌に付けた途端、スーッと吸い込まれるように浸透しました。
そしてすぐに肌がサラサラとしてべたつき感は無し。サラサラタイプはすぐに肌がかさッとして来るものもありますが、これは保湿力が長続きします。
また不安な時には重ね付けすることもあるとは思いますが、それでも全然べたつかないので、私みたいな皮脂が少し多いタイプでも夏場にも使いやすいです
アクティブクリーム
見た目はしっかり、掬ってみると予想外に軽めの真っ白なクリームで、柔らかいのでスルスルと顔全体に伸ばせます。
1回の使用目安量がブルーベリー大なので、他のクリームに比べるとかなり少量。
だけど伸びが良いので、途中で足りなくなったり、無理に伸ばして肌を吸ってしまうという事がありませんでした。
そして付けてすぐは少ししっとり、その後すぐにさらりとするので、朝にそのままメイクに移ることも可能です。
いかにも保湿しています!というような、しっとり重みがある付け心地が好みの方には物足りないと思いますが、夏やお風呂上がりの汗ばんだ時にも却って使いやすいのではないでしょうか。
どうしても心配な時は少しずづ重ね付けすればいいし、数度塗っても浸透力が良くてベタベタしない点が良かったです。
ここで、いちごのちょっと一工夫!
少量で伸びるのを良いことに、お風呂場で毛穴全開の時にも薄めに塗って放置。
乾燥を防ぎたい目尻はお風呂上りにいつもより小じわが浅くなったような…
毛穴が開きやすい鼻も、翌日のファンデの毛穴落ちが軽減されて、内側から保湿されてふっくらさせてくれている事がよく分かりました。
ヘパリン類似物質のパワーもあると思いますが、個人的には配合されているセラミドが、ウマスフィンゴ脂質(※)なのもポイントかと…
※動物(主に馬)の脊髄や脳から抽出される、天然セラミドの1種。人の肌との親和性や保湿力に優れているのがメリット
またAdryS(アドライズ)は浸透力が抜群ですが、使い始めの頃は、乾燥で肌がまだがさついてるから思うように浸透しないという場合は、ブースターを使うのもお勧めです。
AdryS(アドライズ)を使ってみて
製薬会社が作ったヘパリン類似物質配合コスメだから、保湿重視の重めの使い心地かと思っていたら、全くの逆だったので驚きでした。
さっぱり系なのにしっかりと保湿が続くので、これなら乾燥肌の方でも満足できそうです。
きっとこれがヘパリン類似物質の効果だし、またリピジュアと言うヒアルロン酸の2倍の保湿力がある成分も入っているからだと思います。
おかげで高保湿系では逆にニキビができてしまう私でも、肌の潤いの持続を感じつつトラブルも起きませんでした。
美白効果は?
低刺激な分、効果が表れるのがゆっくりなプラセンタなので10日間で見た目にすぐ分かるという事はありませんでした。
しかしターンオーバー促進効果がある分、肌が少しずつ柔らかくなってきたような気がします。
これは古くなった角質が居座って硬くなっていたのが、徐々に排出されてきた証拠かな?と思えたし、それならこのまま使い続ければ、新しい元気な肌で顔色も明るくなってくるの
では?と期待も持てました。
AdrySがお勧めなのはこんな人
まず大正製薬がコンセプトに掲げている通り、乾燥肌の人にぴったりです。
ヘパリン類似物質なら肌に優しくしっかり潤してくれるし、何より製薬会社の化粧品だから安全性は抜群で、乾燥肌や敏感肌で合う化粧品になかなか出会えないという人でも使いやすいのではないでしょうか。
また、私はこのAdrySのさっぱりしているのに乾燥を長時間予防してくれる点がお気に入りです。
数年前までは「本格的なエイジングケアはもう少し先でもいいかな」「脂性気味だからがっつり保湿系より、皮脂抑制タイプが良い」と思っていた私ですが、たるみ毛穴や目じりの小じわなどが気になり始め、保湿の大切さを痛感し始めています。
それでも高保湿系のしっとり感にいまいち馴染めないでいたのが悩みでしたが、こちらならそんなジレンマも解消。
だから私みたいに「皮脂が多めだけどエイジングケアの基本としてしっかり保湿したい、でもべたついたり重いのは嫌」という人にも使ってみてほしいと思いました。
このレポートはいちごが担当しました!
いちご(30代・普通肌):カラオケの十八番は劇団四季とゴールデンボンバー。長年、何を使っても肌荒れしない鈍感肌を自称するも、流石に肌に無理をさせてはいけないと反省。本格的にエイジングケアに取り組まないとと思いつつジプシー中(☆日本化粧品検定協会認定コスメコンシェルジュ)。